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属名のHydrangeaはギリシヤ語のhydro(水)とangeion(容器)の合字といわれています。
ガクアジサイとアジサイはすごく違うイメージがありますが、それほどの違いはありません。花は種のなる両性花とならない中性花(装飾花)でできており、両方があるのがガクアジサイで両性花がないか殆んどないものがアジサイになります。アジサイは両性花が中性花に変化したもので、簡単には兄弟ほどの関係です。日本には11種2雑種が自生しており、その殆んどにガク型とアジサイ型があります。一般にハイドランジアというものはセイヨウアジサイのことで、これは日本のアジサイが中国経由でヨーロッパに渡り、また他の品種やヤマアジサイの品種等とを交配させ育種されたもののことです。ですからアジサイもセイヨウアジサイも性質に変わりはありません。気候が違うためヨーロッパでは鉢栽培が行われただけなのです。アジサイは世界に誇れる日本の花木ベスト3のひとつですが逆輸入されて始めて人気がでたことは残念ではありますが、現在は非常に人気があることは云うまでもありません。
栽培上の注意 栽培上の注意 日陰の植物のイメージが強いですが日陰すぎると枯れないまでも花着きは悪くなります。なるべく日のあたる場所がいいですが、夏場は半日陰になるようにします。寒冷紗や遮光ネットで覆うといいです。梅雨明け以降は水切れにも気を付けないと葉焼けやひどい場合は枯れることもあります。 | ![]() |
また冬の寒風には特に注意します。寒さより寒風により枝枯れをおこすので枝の先端につく蕾がだめになるのです。雪の多い地方だと雪が風除けになるのでよい環境になります。植え場所はなるべく日があたり夏だけ半日陰になり、冬の寒風をさけるところがベストです。家や塀のわきは寒風よけになります。
PH 花色がPHにより変わりますが、酸性土壌では土中のアルミニウムが溶け植物内に吸収されアントシアンと結合して青をだします。アルカリ性の場合はアルミニウムが溶けず、吸収されないので青がでません。酸性が強いと青がよくでて弱くなるとさえません。アルカリ性では紅がよくでるのです。 | ![]() |
白は影響はありませんが、花がおわりにちかくなると酸性ではやや青みをおび、アルカリ性では赤みをおびます。また、クレナイやベニガクのような赤はPHは関係なく日光が強いと赤くなり、弱いと赤はでないで日陰では白のままです。
分類
大きく分けるとガクアジサイ(アジサイは品種です。セイヨウアジサイも品種と考えていいでしょう。)、ヤマアジサイ(エゾアジサイは変種になります)があります。日本産の種は12種2交雑種で他にはタマアジサイ、コアジサイ、コガクウツギ、ガクウツギ、ノリウツギ、ツルアジサイ、トカラアジサイ、ヤハズアジサイ、ヤエヤマコンテリギ、リュウキュウコンテリギ、アマギコアジサイ、チチブアジサイです。また外国種の主なものはカシワバアジサイ、Hyd.Arborescens,Hyd.villosa等です。
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