ミカンの接ぎ木 〜愛知県〜
静岡、愛媛、和歌山等の有名なミカンは、全て愛知県から苗木が出荷されたものです。
植木を増やす一つの方法として"接ぎ木"が行われてきました。
「台木」に、「穂木」を接合させて一本のミカンの木を作ります。
台木には、キコク(枸橘、カラタチの別名)を使います。根がしっかりしていて、病害虫に強い特性を持っています。
穂木には、甘く、水分が多く、皮が薄いという特徴を持つ美味しいミカンを使用します。
![]() ?台木であるキコクの樹皮に、カッターナイフで切れ込みを入れます。 | ![]() ?木の中心の木質部と表皮の間にある形成層が一番活着率が良いので、そこをめがけて切れ込みを入れます。 |
![]() ?台木にミカンの穂木が入っている所です。 お互いの切り口が接合するように合せてあります。 | ![]() ?接合部分が乾かないように、ビニールテープで巻きます。 |
![]() ?接ぎ木が完成したところです。 ミカンの穂木が癒着して秋までにこの部分から芽が出てきます。 | ![]() |