このページのトップへ
ホーム » 植木協会の取組み » 日本植木協会の取り組み

日本植木協会の取り組み

みどりを学ぶを応援

○緑育出前授業
 地球温暖化・ヒートアイランド現象等環境に関する問題意識が高まっている中、次世代を担う小中学生等を対象に、身近な「みどり」に親しみ、「みどり」に対する理解を深めるため、本協会員が小・中学校に出向き、「みどり」の大切さや素晴らしさなどを伝えるための授業を実施しています。

○環境緑化樹木識別検定
 樹木の識別に関する知識の普及を図り、多くの人の樹木に対する関心を高めることにより、緑豊かな環境の形成を図るため、環境の形成上重要な役割を果たす樹木の種類を枝葉により識別する試験を実施し、その成績により1級、2級、3級及び初級の合格証書を交付しています。

○植生アドバイザー育成セミナー(環境省・登録人材認定等事業)
 緑の環境創造を実行できる専門家を育成するため、園芸植物、街路樹、コンテナ植物など身近な植物が、本来どのような自然環境で生育し、また、その生物的特性をどのように利用していくかを学ぶセミナーを実施しています。環境復元など新たな緑化工事のニーズに対しても適正な設計を提案できる能力を持つことにより、業界の活性化と地域社会への貢献を目指すものです。


みどりを育てるを応援

○グリーンウェイブへの協力
 国連生物多様性事務局が進める生物多様性周知キャンペーン ”グリーンウェイブ” へ苗木等の提供を通じ協力しています。

○環境省主催「みどり香るまちづくり企画コンテスト」への協力
 まちづくりに「かおり」の要素を取り込むことで良好なかおり環境を創出しようとする地域の取り組みの企画コンテストを共催しています。優秀な企画にかおりの樹木・草花を提供することで、まちづくりを支援しています。香りの樹木に関する情報提供も行っています。

○記念樹等贈呈事業
 学校・団体等の各種記念行事における記念植樹を通じて、自然環境の保護、緑化に対する意識高揚、普及等を図り地域社会の環境改善に役立てていただくため、記念樹となる樹木の贈呈を行う事業を実施しています。


みどりに関する情報発信
 
○東日本大震災の復興に利用できる樹種
 本協会では災害復旧樹種検討委員会(委員長:濱野周泰東京農業大学教授)を組織し、2012年6〜8月に被災地域で行った生育状況調査結果、現地の環境・風土、生産量、および国土交通省報告書「東日本大震災からの復興に係わる公園緑地整備に関する技術的指針」内の提案樹種を踏まえ、平成24年11月、東日本大震災の復興に利用できる樹種一覧表を作成しました。

○供給可能量調査
 (一社)日本緑化センターと連携して、緑化樹木供給可能量調査を実施しています。この調査は、当年秋から翌年春にかけて、公共・民間の造園緑化工事に出荷可能な、一定の商品規格に達した緑化樹木およびグラウンドカバープランツの在庫数量をとりまとめ、公表するものです。

○日本列島植木植物園
 会員の生産圃場で、地域性を活かした植木を生産しながら整備を行った現場を一般の人々に開放して、地域児童達の緑や花に対する学習園や地域社会における見本園、憩いの場とするとともに、インターネット等により広く国内外に公表して、全国花巡りや国際的植物生産交流の場所としても活用しています。


より良いみどりの提供をめざして

○地域性植物適用事業
 生物多様性・遺伝資源保全のみならず、国立公園や自然保護地域などの自然環境の復元・保全に資するため、樹種・採取場所・生産地等のトレーサビリティーを明確にした生産ルールを定め、品質規格の統一した基準を作って、優良な植物(「地域性苗木」)の生産と円滑な供給を図るとともに普及とPRを行っています。

○優秀・卓越技能者認定
 日本の樹芸文化を守り、かつ後継者の育成を図るために優秀技能者及び卓越技能者を5年ごとに認定しています。

○特別庭園樹木(名木)認定
 最高の技術と長い年月によって育成され、芸術的風格を備え庭園樹木(仕立て物及び自然樹形を基本として育成した物)を特別庭園樹木(名木)として認定しています。その価値を賞賛するとともに、生産技術の継承、生産意欲の新興を図り、ひいては需要を喚起する事を目的としています。