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伊勢物語を想いだし・・・

いずれアヤメかカキツバタ。Iris科のカキツバタ、花ショウブ、そしてアヤメはとても似ている植物です。アヤメは山野に生息しているので他の2種と区別しやすいですが、カキツバタと花ショウブは水湿地と生息箇所も似ています。
ショウブカキツバタに比べて、葉が細く花が大きいそうです。でも、単種類で植わっていたら、判断は難しいでしょうね。
小田原城では今、花ショウブ展が開催されています。ツツジとアジサイとともに目にとても美しいです。

残念ながら、梅雨を目の前にドンヨリとした雲が低いです。
都を追われて殺風景な東国へと向かう在原業平は、目に鮮やかな紫のカキツバタやかわいらしいユリカモメの姿も晴れ晴れとした気持ちで愛でられないのは、こんな陽気のせいでもあるのかもしれません。

唐衣 着つつ慣れにし 妻しあれば 遥遥来ぬる 旅をぞ想う

か・き・つ・ば・たをそれぞれの頭の言葉にして、作られた歌は三河八橋での作。いまでは高速でひとっとびの旅も、命がけだった時代。そんな時代から、この花は初夏のひと時に美しく咲いています。


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