-研修報告- 接ぎ木研修会
柴道昭先生 |
担当委員会 | 技術研修委員会 |
報告者 | 委員長 川原田 邦彦 |
定 員 | 27名 部会員 |
日 程 | 2017年9月16日 |
開催目的・テーマ | 接ぎ木の実演とモクレンとダビディアの枝による練習、モミジの芽接ぎの実技指導 |
開催場所 | 埼玉県川口市赤山 |
開催時間 | 13:30〜16:00 |
平成29年9月16日、埼玉県の柴道本店にて接ぎ木の研修会を行ないました。部会員27名の参加で全国各地より参加されました。講師は、柴道 昭氏のもと、接ぎ木の実演と各自、モクレンとダビディアの枝による練習と、モミジの芽接ぎの実技指導をしていただきました。 接ぎ木に対するメリットやデメリット、時期による接ぎ木方法の違い、台木の親和性のはなし、各地域による違い、樹種による違い、接ぎ木の適期や気候のことなど、少人数が故いろいろな質問や、細かいことなどを聞くことのできた有意義な研修会になったと思います。台風の前でしたが、その後、風雨の強くなる前に、柴道本店園内において、今後販売していく予定のもの、名前をまだ付けていないような品種、交配を繰り返して作成中の品種などを案内していただきました。 植物を生産していくうえで、大量生産の出来る実生繁殖、品種物や個体選抜による挿し木や接ぎ木繁殖、何が良いかということもないのですが、今後新しい園芸品種や文化を作るうえで、「接ぎ木」という技術ももっているということが生産者として今後必要な事になるように思います。もうひとつ、ちょっとした枝変わりの違いや、個体差による優秀な品種を見極めることのできる目や感覚も大事です。 今回の研修では、柴道氏の接ぎ木の技術も教えていただきましたが、植物に対する愛情と熱意にも感銘もしました。当たり前のことでありますが、今回改めて一番大事なのはこの愛情と熱意をもって仕事をすることなのではと感じた研修会でありました。 |